「さ、さて・・・・・・これからどうしようか、カモ君」

「ああ、こっちは手を出し尽くしちまったしな。へへッ・・・・・・どうすっかな・・・・・・敵にはあの白髪の少年とスクナ以外に、妙な女までいるってのに」

 全ての手札を出し尽くしたネギ。刹那が隠していた力、烏族としての力を解放してこのかを救いにいった。おそらくこのかの方は大丈夫だろう。

 だがこっちがマズイ。

「・・・・・・で、どうするんだい? 僕に向かってくるって事は、それなりの覚悟はできてたんでしょ?」

 白髪の少年、フェイト・アーウェルンクスがネギたちの前に立ちはだかっていた。

 彼の実力はこの場にいるものたちと比べると段違いだ。そしてネギは手から石化が始まっていて、魔力も限界。

 援軍を呼ぶにも今すぐ来れはしないし、来たとしてもすぐにどうにかできるとも思えない。

 と、そこへフェイトの後ろに1人の少女がやってきた。

 彼女はこの修学旅行でこのかが最初に攫われた時、常に近くにいた。だが何もせずに観察してきただけ。それに対して天々崎千草が文句を言っていたが、彼女は無視していた。

 魔力は一般人程度しか感じられない為、魔法使いでも呪術使いでもないようだ。刀といった武器を持っていないから刹那のように退魔士でもない。

 彼女の存在は不可解な者として、ネギたちは捉えていた。

「・・・・・・なに? キミがここに来てもやる事はないんだけど」

 フェイトが冷めたように、少し呆れを混ぜた声で言う。

「・・・・・・いや、西洋魔術師を殺すなら、私にやらせてもらおうかと思ってね」

「? 何を言ってるの? 彼を殺すのは、このボクが困るんだけど」

 雲行きがおかしくなり始めた事態に、ネギとアスナは成り行きを見守るしかない。

 少女は小さく溜息を吐くと、手を翳してこう呟いた。

「空間曲率制御開始。空間への侵食開始。『次元回廊』発動」

 少女の手元にはいつのまにか妙な短刀が握られていて、それが砕け散った。

 途端、ネギたちの目の前で信じられない現象が起った。 

 まるで、『空間が割れた』ように宙に穴が開き、白髪の少年が引き摺り込まれて行くではないか。

「なっ!? そ、そんな・・・・・・このボクが・・・・・・こんな所でっ!!」

フェイトは必死になって空間から脱出しようとしている。魔方陣が展開されたり、魔力を纏って瞬動術を発動させようとするが、それが何故か働かない。

 少女が口元を微かに吊り上げ、少年に宣告した。

「さようなら、フェイト・アーウェルンクス。魔法世界の転覆を図り、裏の実権を握ろうとしていた愚かな造り物の魔法使いよ」

 そう言って、空間が閉じた。

 少年がいた場所には、何も残っていなかった。

(な、なに!? なんなの一体!? 仲間割れ!? っていうか、あの男の子はどこにいっちゃったの!?)

(な!? あの魔法はなんだ!? 魔力を一切感じなかった! それに西の長を軽々と石化させたあの少年を、あんなに簡単に殺したのか!?)

(あの女の子は一体・・・・・・ボクたちを助けてくれたんだろうか。でもそれじゃあ、こんなに敵意は感じたりはしない!)

 アスナは起った事にただ混乱し、カモは少女の異常性に目を見張る。ネギは一瞬だけ甘い事を考えたが、すぐに否定した。

 なぜならば、少女がこちらに向けてくる視線は、少年やスクナ以上に凄まじい殺気を帯びていたのだから。

「・・・・・・では、覚悟してもらおうか。西洋魔術師、そして愚かにも裏の世界へ舞い戻ってきた黄昏の姫巫女よ」

「え・・・・・・?」

「な!?」

 少女の手が懐へ伸び、銀色の短刀を取り出す。

 ネギとアスナは凶器を取り出した事でさっと身構える。

「あの、貴方は一体・・・・・・それにあの白髪の少年はどうしたんですか!?」

 ネギは少女から目を離さずに問う。

 少女は冷めた瞳を向けたまま、ネギに答えた。

「どうせすぐに死ぬのだから、答える必要があると思うか?」

「―――っ!?」

「安心しろ。桜咲刹那も近衛木乃香も、お前たちの仲間も、すぐにお前たちに会いに来るさ」

「な!?」

 少女の言葉にアスナの頭が沸騰し、激傲した瞬間である。

「では、さようならだ」

「―――っ!!」

 少女の姿が消える、いや、姿がぶれたと思った瞬間だった。

アスナたちの目の前に黒い影が浮かび上がり、その中から何かが飛び出した。

 

 キンっ!!

 

 何かが弾く音がして、そこで初めて少女が動いたのだと理解する。そしてその少女を止めてくれた人物がいるのだと。

 一体誰が、と思い顔を上げると―――。

「大丈夫か、ぼうや」

「エヴァンジェリンさん!!」

 最強の真祖の吸血鬼の少女がいたのだった。

 そして彼女の従者の茶々丸。

エヴァンジェリンと同じようにクリーム色の金髪の少女と、自分より少し年上くらいの、黒髪の男の子がいた。

その黒髪の男の子と、先ほどの敵の少女の武器が重なり合い、激しい押し合いになっていた。

これがボクが、ネギ・スプリングフィールドと『魔法士』と呼ばれる、少年たちとの出会いだった。

 

 

 

 

 

 

                     第2章 『邂逅する2人の元型なる悪魔使い』

 

 

 

 

 

 

「エヴァンジェリンさん!」

「ギリギリだったようだな。もうちょっと遅くても良いと思ったが、それだと遅かったようだ。フィアのお手柄だな」

「えと、ありがとうございます。エヴァンジェリンお姉さん」

「姉さんと呼べ」

「あ、はい、姉さん」

 助かった、といった表情のアスナやカモ、ネギを無視し、エヴァは不敵な笑みを浮かべながらフィアへと言う。

 ネギたちは、ポカーンとした顔だ。

「ボウヤ」

「あ、は、はい!」

 エヴァの声にハッと我に返るネギ。どうやら彼の知るエヴァとはイメージが掛け離れていたようで、魂が抜けていたようだ。

「スクナは私が相手をしよう。よく見ておくがいい。そしてあの女の相手は私の弟に任せろ」

「お、おとうと!?」

 アスナが素っ頓狂な声を上げる。

 エヴァンジェリンに弟がいるなんて初耳だし、エヴァの弟という事は吸血鬼だから、その事実に驚いたのである。

 その間に茶々丸は上空へと飛び上がり、刹那がこのかを救い出したのを見届けて、結界弾入りの銃を構える。

「いっとくが、私の弟は吸血鬼ではないからな」

「え・・・・・・ちがうんですか!?」

「説明は後回しだ。とにかくキサマらが相手ではあの少女は倒せん。一瞬で殺されるのは目に見えている。後ろでおとなしく観戦していろ」

「で、でも―――!!」

 ネギは声を荒げた。

 自分とそこまで年齢の差がない男の子が、あの白髪の少年をあっさり倒した少女と戦うというのだ。それはあまりにも無謀だ。

 そう思った。

 だが。

「・・・・・・勘違いするなよ、ボウヤ。お前など、私の弟の足元にも及ばん。身の程を弁えろ」

「―――っ!!」

「錬!!」

「―――なに、姉さん。こっちの相手だけで忙しいんだけど!!」

「姉さんの久しぶりの全力なんだからな! しっかり見とけよ!」

「無茶言わないでよ!」

 錬がグッと力を入れて、短刀を弾く。少女と錬は少しの距離を取り、にらみ合った。

 エヴァは空へ高々と飛び上がり、魔法の詠唱に入る。茶々丸は結界弾を打ち、スクナを閉じ込めた。

 自分の実力不足に歯噛みしているネギとオロオロするアスナとカモ。

 その3人の下へ、1人の少女が近づいた。

 その少女は、先ほどエヴァを姉さんと呼んでいた女の子。

 ふわっとした印象がとても強い、エメラルドグリーンのくりっとした瞳が印象的だった。

「では、私に付いてきてください。皆さんの仲間さんと合流しましょう」

 

 

 

 

「・・・・・・キミは魔法士だな」

「!!」

 錬と相対する少女は、ポツリと言葉を洩らした。

 錬はその言葉に身体を振るわせる。

 お互いが魔法士だと見分けがつくのは簡単だった。高密度の情報制御をI−ブレインが感知し、ナノセカントの速度で動いた少女の動きを止めたのだから。

 普通の魔法使いにも、人間にも、そんな事は不可能だ。

 ならばそれができる芸当はただ一例しかない。

 『魔法士』だ。

 やっと同じ魔法士を見つけたのだ。これで魔法士は3人目だ。

「何の魔法士だ」

「何の?」

「タイプがあるだろう。私の組織にいる魔法士は、光使い、騎士、炎使い、人形使いなど、様々なタイプがいる」

「他にもいるの!? 魔法士が!?」

 驚きだ。自分はおよそ10年かけて、フィア1人しか助けられなかったのに。

「いる。知っているだろう、魔法士がどういう経緯で産み落とされ、どういった扱いを受けてきたのか」

「・・・・・・うん」

「だから私は魔法士のコミュニティをある場所に造った。そこにはカテゴリーC級から、最高レベルのAまで、色々だが50人は暮らしている」

「・・・・・・!!」

「キミは何の能力者だ」

「・・・・・・・・・・・・言う訳ないけど、とりあえず魔法士だという事は認めるよ」

「手の内は教えたくないと?」

「そうだよ。だから同じ魔法士のよしみで、ボクのこれからのクラスメイトを傷つけるのはやめてくれないかな」

「却下だ」

 少女の冷たく、ギラリとした眼光が錬を射抜く。

 遠くの方ではエヴァがスクナを氷漬けにし砕いていた。高笑いを上げて錬に向かって「どうだ! お姉ちゃんの力は!」と喚いている。

 だが錬はそれどころではない。

「なんで!?」

「魔法使いは全て皆殺しだ」

「!!」

 少女の言葉に、身体が硬直する。

「いや・・・・・・」

 首を横に振り、短刀を高らかに天にかかげ上空へと跳躍し、声量をI−ブレインで調整して辺り一帯に響き渡るように宣言した。

 そしてその言葉に、この地にいたネギたち全員が震撼するのである。

「我等『賢人会議』は、裏世界の魔法使いを含めた、この地球上全ての人類に復讐という名の鉄槌を下す事が目的なんだから!!」

 

 

 

 

 湖の端、ネギたちが避難した場所に、応援に駆けつけた長瀬や古や龍宮、綾瀬夕映や敵で縄についている小太郎、助け出した刹那とこのかがいた。

 皆、このかの無事を喜んでいた。

 もちろん、知らない人物であるフィアがいるので空気は微妙だったが、それでも修学旅行後に同じクラスメイトになると説明すると和んだ。

「・・・・・・ネギ先生の手、石化してますね」

 フィアは苦しそうに呼吸するネギを目敏く見つけた。

「ちょ、ちょっとネギ! あんた大丈夫なの!?」

「「ネギ坊主!」」

「ネギ先生!」

「兄貴!」

「ネギ!」

 皆が駆け寄ってくるが、ネギの手にそっとフィアが触る。

「大丈夫です。この程度の石化でしたら、私が治せます」

「な、治すって・・・・・・」

 カモがフィアを怪訝な顔で見る。だって目の前の少女から感じられる気配は、一般人の魔力しかないのだから。

 それは刹那も同じようだ。

 だが。

「あ・・・・・・石化した部分が・・・・・・」

 目を瞑ったフィアを皆が眺めていると、特に何もフィアには起ってないはずなのにネギの石化が治まってきたではないか。

 「「「「「!?」」」」」

 全員が驚愕の表情を浮かべる中、あっという間に石化の部位が無くなってしまった。

「これは・・・・・・」

 刹那が、その有り得ない現象にフィアに警戒心を剥き出しにし、カモが喚く。

「やいやいやい! いったいどういうことだ! きっちり説明してもらおうか!」

 カモの言葉と、皆が困惑した顔を向けてくるので、フィアは困った表情を浮かべることしかできない。

 すると、上空から声が投げかけられた。

「助けてもらって礼もしないとはな」

「「「「「「エヴァンジェリンさん(エヴァちゃん)!!」」」」」」

 上空から降りてきたエヴァンジェリンは、茶々丸と一緒に地面に着地すると、フィアへと近寄る。

 そしてフィアの身体をぎゅっと抱きしめた。

「ね、姉さん?」

「・・・・・・いくら治せるとはいっても、お前も辛かっただろ。この愚か者めが」

「・・・・・・ごめんなさい」

「まったく・・・・・・弟の恋人に何かあったとなっては、私が錬に怒られる」

「ふふ・・・・・・そうですね」

 フィアとエヴァの言葉、態度に戸惑う面々。特に刹那や楓、龍宮の反応はおもしろい。エヴァの本性を知っているのだから、当然だろう。

 そんな面々を尻目に、ネギは立ち上がる。

「あ、あの・・・・・・治してくれて、ありがとうございます」

「いえ、いいんです」

「それで、エヴァンジェリンさん。あの、えっと、弟さんはどうなったんでしょう」

「ん? ああ、錬は今―――」

 エヴァが言葉を紡ごうとした直後である。

 上空から特大の声が響き渡ったのは。

『我等『賢人会議』は、裏世界の魔法使いを含めた、この地球上全ての人類に復讐という名の鉄槌を下す事が目的なんだから!!』

「「「「「「「「「「「え!?」」」」」」」」」」」

 その声のボリュームもそうだったが、それよりも、その内容に衝撃を受ける。

 誰も言葉を発する事はできなかった。

「・・・・・・なるほどな。人類は正に自分達の業によって災いを生み出したということか」

 エヴァンジェリンはポツリと言葉を漏らし、フィアは魔法士の少女の目的を知って悲しそうに目を伏せる。

 上空で宣言した少女へ何かが接近し、少女の姿が消えるのを見届けると、夕映はハハと笑った。

「そ、そんな事できると思ってるのですか? 個人ができる事なんてたかがしれてるです」

 夕映の言葉に、誰も反応を返す事はできない。というより、その通りだから。

 だが。

 夕映の前に、突然なにかが現れた。

 

 ドン!!

 

「な!?」

「どうした!! こんなものでは止まらないぞ、わたしは!!」

「くそっ――――!!」

 突如現れた2人の人物。

 そしてあっという間に消えた。

 2人が着地した場所は地面が陥没している。そこで初めて、先ほどの声と、エヴァが言っていた弟、という人物が今の人たちなのだと、全員が理解した。

 しかしその移動速度が尋常じゃない。

 なぜならば、誰の目にも、その陰すら見る事はできなかったのだから。

 カモは堪らなくなって叫んだ。

「エヴァンジェリンさんよ! あいつらは何者なんすか! 一般人程度の魔力しか感じないのに、あの動き! そしてこの少女も! 明らかにおかしいっすよ!」

 カモの疑問は全員の気持ちを代弁した言葉であった。

 そしてエヴァは、ゆっくりと言葉を紡いだ。

「あの2人は、魔法士だ」

「魔法士?」

 全員の声が重なる。魔法使いでなないのか? という疑問がひしひしと伝わる。

「そう、魔法士。魔法使いというのは、結局のところ裏の世界の住人だろ?」

「はい。そうですね」

「だが、魔法士は違う。普通の表の一般人だ」

 エヴァの言葉に絶句する一同。その言葉にネギは声を荒げた。

「そんな!! 有り得ません! 表の一般人があんなに早く動けるなんて!! あの速度、タカミチ以上だと思うんです! そんな彼等がっ!」

「だが事実だ。なあ、フィア」

 エヴァは横に佇む少女へと話しかける。

 フィアは本当に困ったような顔をしながら、皆へ振り返って言う。

「私は・・・・・・錬さんも含めて、私達は普通の表の人間です。私はイギリスで。錬さんはロシアで生まれました。魔力も一般人程度しかないと思います」

「たしかに、微量しか感じませんが・・・・・・」

 刹那は構えていた夕凪を下ろして、だが戸惑ったように言った。

「ですが、あの速度。瞬動術をしたとしても通常の10倍の速度が良い所です。だけどあれは10倍どころか・・・・・・」

「40倍です」

「―――そんな・・・・・・」

 刹那と長瀬、龍宮と小太郎、ネギとカモはその出鱈目な速度に幾度目かの驚愕の表情を浮かべる。

 目の前のフィアという金髪の少女を、全員が見つめた。

「私たち魔法士は・・・・・・・・・・・・使い捨ての道具ですから、そこまで能力がないと意味がないんですよ」

 少女の脳裏に、大好きだった老人、おばあさまの姿が浮かんて、消えた。

 フィアの、そして魔法士の事情を知るエヴァは、ただじっと錬たちの戦いを見つめていた。

 

 

 

 

 

 

「一応、名前を聞いてもいいだろうか?」

 激しい衝突を繰り広げた2人は、湖の上で睨み合う形で落ち着いていた。

 そして、ふと少女が言葉をかけてきた。

「・・・・・・錬・A・K・天樹」

「天樹? ・・・・・・貴方に兄は?」

「いないよ。僕には姉さんがいるだけ。姉さんが僕を助けてくれた時に、この名前をつけてくれたんだ」

「・・・・・・そうか。それなら私の勘違いだ。知り合いに同じ名前がいるから、てっきり兄弟かと思った」

 少女の漆黒の外套が風で翻る。

 両端で止めた黒のリポンが、そよそよと揺れ動いた。

「キミの名前は?」

「・・・・・・私の名前はサクラ。ただのサクラだ。覚えたか? 元型なる悪魔使い」

「っ!!」

「やはりな。しかしこの能力者が2人もいるとは。それは有り得ない事なんだが・・・・・・まあ、いい」

 何度目かの衝突で、炎使いとしての力、人形使いとしての力、騎士としての力を使ったから,バレるのも当然だろう。

 錬は短刀を腰のホルダーにしまい、外套の中に手を突っ込む。その中から騎士剣を抜いた。

「ほう・・・・・・騎士剣か。初めてみる形だ」

(世界面変換デーモン『サイバーグ』常駐。『自己領域』展開。『剣聖』起動)

 どうやら、サクラを止める事はできないようだ。

 説得もムリ。

 ならば仕方が無い。

 彼女の理屈が解らない、言いたい事も解らない。だけど、ここは守らないと大切なクラスメイトも、そしてフィアも守れない。

「残念だ・・・・・・同じ魔法士なら、私の言いたい事を理解できても良いものを」

「・・・・・・今はただ、彼等を守る事だけを考える」

 『剣聖』アルデヒャルトの力。彼女は精霊。元は人間。

 その力を、今は全力で。

「目覚めろ、飛天凰舞!!  我が無敵の力!!」

 

 

 

 

 

あとがき

んー・・・・・・ウィザーズブレインの戦闘内容を、専門用語を羅列しないで読者の皆さんに理解させるのって、すごく難しいです。

まずは情報制御理論について、それは次回以降に順を追って説明していきます。

そしてこの内容は、魔法士のI−ブレインの力だけではなく、多少の魔法を混ぜた戦いにしていきます。

・・・・・・実は剣は『私の救世主さま』から貰ったりして(笑)