第4話 新居探し




【ギアスSIDE】

「さて、今後の展望と成すべき事は見えてきた訳だが・・・・・・メンバーはどうしようか」
「私はアッシュフォード学園生徒会の皆が心配ですので、ミレイさん達にどうするのか聞いてみたいです」
「ふむ。あいつらはルルーシュにとっての特別だからな。よし、接触しよう」
「ルルーシュ様の騎士にも尋ねた方がよろしいのではないでしょうか?」
「そうだな。咲夜子、お前はどうするんだ?」


 皇帝の私室にて交わされる会話。
 C.C.の助言と咲夜子の冷静な意見を混ぜたナナリー主導の下に執り行われる政策も実行を迎え、ブリタニアも新たな時代を迎える。
 これからは神聖ブリタニアではなく、合衆国ブリタニアとなり大統領制の議会政治となる。
 とある事実が発覚してからはナナリーの生活に活力を与え、公私共に充実していた。
 現在は政務を終えて、私的な計画について話し合っていた。
 咲夜子と呼ばれたナナリーの隣に佇む付き人は、C.C.に話しを振られてニッコリと笑った。
 それが自分の全てであり誇りだと言わんばかりの笑顔で。

「ルルーシュ様とナナリー様のお傍にいる事こそ望みですので」
「そうか、そうだったな。これは愚問だった。許せ」
「咲夜子さん・・・・・・」
「お前のことは信頼している。お前はルルーシュを一度たりとも裏切ったことなどないからな。ジェレミアよりも古株だ」
「恐縮です」
「ルルーシュもお前には全幅の信を置いている。必ず付いて来てもらうぞ」
「喜んでお受けいたします」


 C.C.は咲夜子が煎れた紅茶を一口飲み、ナナリーと咲夜子が作ったクッキーを食べた。
 美味いらしく彼女の表情は満足気だ。
 そんな彼女にナナリーはずっと聞きたかったことを聞いた。


「あの、C.C.さんはお兄様にどうしてそこまで執着するのですか? あ、悪い意味ではなく」
「ふむ・・・・・・そうだな。ルルーシュとは本当にいろいろあった。衝突もしたしお互いに隠し・騙し・罵ったことだってある」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「だから理由など色々あるが、敢えて挙げるとすれば・・・・・・・」
「・・・・・・(ドキドキ)」
「ルルーシュが、私に笑って死なせてやると言ってくれたから、だな。あいつに責任持ってもらうさ」


 その時のC.C.の表情を、ナナリーと咲夜子は一生忘れることはなかった。
 それは気が遠くなるほどの悠久の歳月を生きてきた魔女のみに許された、ささやかな笑顔だった。






【その後の会話ダイジェスト】

「C.C.さんはお兄様とはやはり・・・・・・!?」
「ああ。ルルーシュとは最後の1ヶ月、あらゆる意味で愛しあったぞ」
「愛し――――っ!? そ、それはやはり、お、大人なという意味で―――っ!?」
「ふむ、意外とそちら方面の察しがいいな」
「はぅ・・・・・・(ドキドキ)」
「私はルルーシュを気に入っていた。童貞のまま死ぬのは哀れだったのでな」
「お、お兄様は・・・・・・その、ど、どうでしたか?」
「ああ、あいつは体力がないからな。その分、技術は異常に鋭かった」
「ドキドキ!」


「はぁ・・・・・・そこまでただれた関係だったなんて」
「何だ、羨ましそうだな」
「ええ! 私もお兄様と会えたら・・・・・・!」
「・・・・・・・・・・・・お前も大概にブラコンだったか」
「はぁ〜〜〜〜。C.Cさん羨ましいです」
(ルルーシュ様、ナナリー様も日々成長なさっておられますよ。この咲夜子、感激の極みにございます)


「だが覚悟は決めた方が良いぞ」
「覚悟、ですか?」
「そうだ。一人に絞られるとは思わないことだ。皆平等ということだな」
「ええ、それは分かっております。お兄様はアッシュフォード在籍時から人気がありましたから。さすがは私のお兄様です」
「ふむ・・・・・・確かにな。だが・・・・・・フフフ」
「?」
「ルルーシュの驚く様を想像すると楽しくてな」


「まあ・・・・・・お兄様ったらそんな事を?」
「ああ。あいつはいつもそうだった」


「ほほぅ。ルルーシュの奴はそんな事をしてたのか」
「ええ。お兄様は咲夜子さんが来るまで、本当に優しくお風呂に入れてくれたんですよ。中等部に上がるまでも時々一緒に入ってくれたんですよ」
「ほう・・・・・・(ルルーシュの奴)」
「それなのに、中等部に入った時からは全然入ってくれなくて・・・・・・ナナリーは寂しかったです」
「いや、まあ、それは当然というか、仕方ないんじゃないのか? たぶん」
(あのC.C.様がしどろもどろに―――っ! ナナリー様、お強くなられました!)


 咲夜子はルルーシュに天然と言われただけあり、やはりどこかおかしかった。







【ルルーシュSIDE】

「そろそろ俺の資産も増えてきた。セキュリティも完璧、個人情報も完全にカバーした」
【ルルがんばったもんねぇ、ここ数ヶ月。何やってるのかさっぱりわからなかったけど】
「ああ。あの九鳳院でも簡単には調べられない。俺の技術も特許を取ったから盗まれない。もう安心だ」
【後は自動で資産が増えていくってこと?】
「ああ。ラクシャータかロイドがいればもっと技術でも完璧だったが仕方ない。鏑木の当主ともきちんと契約を交わしたことだし、あの人は信用できる」


 こちらの世界に来た当初、当たり前のことだが瑞穂の父親、鏑木慶行と対談した。
 そして鏑木ランペルージの設立に関して全面的なバックアップをしてもらう代わりに、収益をグループに入れる協定をした。
 そしてルルーシュの戸籍と経歴の偽造の作成。それを全てやってくれた。それについてルルーシュは本当に感謝している。
 当主はルルーシュのことを気に入ったようで、瑞穂に協力してやって欲しいとまで言ってきたのだ。
 もちろんそれについては快く承諾した。
 こうして鏑木邸で厄介になっていたのだ。


 しかしいつまでも同じ屋根の下に居候する訳にもいかない。
 それはルルーシュにとっても本意ではないし、まだ結婚3年目の瑞穂たちの邪魔をする訳にもいかない。
 瑞穂たちや楓さんはいつまでもいて構わないと言うだろう。出て行こうとするとむしろ惜しんでくれるだろう。
 だがルルーシュとしては、自力で生きることに意味がある。流石に最初は協力が必要だったが、個人資産が50億を軽く越した現在では住居くらいは確保できる。


 何とか生きていける。


【ねね、新しい家ってさ、都心の高そうな家にするの? それとも自然とかがある感じのところ?】
「そうだな・・・・・・仕事場や交通の便を考えると都心が一番いいが」
【そうだね。高そうな感じのところもいいけど・・・・・・自然溢れたところもいいな】


 シャーリーとしてはお姫様のような生活に憧れていたのだろう。しかし彼女は都心外れといった自然があるところも好きだった。
 そしてルルーシュとしても彼女の言い分を理解できる。ナナリーがいた昔なら迷わず後者を選ぶところだ。


「・・・・・・よし、決めた」
【どうするの?】


 シャーリーは次の言葉に呆然とすることになった。


「両方買おう。幸いなことに資金ならたくさんある。敵も今のところはいないから陣が増えても問題はない」
【・・・・・・両方って・・・・・・まあ、いいけどさ。ルルが稼いだお金だし】
「もちろんシャーリーのリクエストも聞こう。部屋も用意する」
【ホント?】
「ああ、何でも言ってくれ。金は使わないと価値などないからな」







 思い立ったが吉日とばかりにルルーシュとシャーリーは一緒に物件を探しに行った。
 瑞穂たちは大学に出かけているし、貴子は鏑木ランペルージへ出社している。
 ルルーシュたちは平日の街に出かけ、予め調べ上げた大手物件取り扱い店へ直行。
 学生などの身分では中々入れない、高物件店。ルルーシュが入ると、珍しげな目を向けてくるが、流石はプロで丁寧な対応になった。


「どのような物件をお探しでしょう?」
「都心の一等地、眺めの良い安全面・セキュリティ重視したものを1つ。
 もう1つは郊外の外れ、自然に囲まれた一軒家を探している。  金額に糸目はつけない。最高の物件を出してくれ」
「・・・・・・・・・・・・は、はい。少々お待ち下さい!」


 それからは大変だった。
 改めて別室に通され、店長のお勧めの物件から都内一等地にある45階建てビルの最上階の物件を出してくれた。
 外からはマジックミラーの為に中は覗けず、しかし中ではガラス窓に囲まれた最高の眺め。
 部屋は合計10個あり、バスルームとトイレは2つ完備。冷暖房も完璧でソーラーシステムから地球に優しいエコハウス。
 室内・廊下全室に加湿器もある。システムキッチン・他の設備などは現在の技術における最高の物。
 火災が起きても屋上にヘリコプターの発着場を完備、もちろん火災防壁となっている。
 非常口も合計で3つ。エレベーターは別電源込みの4つある。
 地震が起っても最新の耐震構造となっているようで、地盤沈下などにも対応した建造技術を搭載している。
 その技術書関連の書類を見せてもらったルルーシュも確かな技術に頷いた。
 ごく最近に出来たものらしく、自信を持って薦められる最高の物件らしい。
 購入金額はおよそ9億。


 ルルーシュは、それを即決で買った。


 流石に金額を聞いた時はシャーリーが「9億!? 高すぎるよっ!!」と絶叫したものだ。
 ルルーシュとしてはそれよりも田舎の家が気になった。
 しかし郊外の物件はないということで、確かに信頼できる郊外の物件を取り扱っている会社を紹介してもらった。
 一括払いでの購入という事で、普通なら書類等の面倒な手続きや保険等の話しなども入ってくるのだが、ここで鏑木の名前が大きかった。
 鏑木の関係者だと相手は知ると、即座に融通を利かせ、面倒な処理は全部自分たちがやっておくと言い出したのだ。
 もちろんその書類は後日に送るという約束で。
 だが悪いようにはできないだろう。鏑木の名前は大きすぎる。敵に回したら業界で生きていけないし、不利になることなどできはしないのだ。


 こうして下見無しの適当に購入したルルーシュとシャーリーは、郊外の物件を探しに移動した。


【なんだか、すっごく無駄遣いしている気がする・・・・・・】
「そんなことはないさ。これからは年収はどんどん跳ね上がっていく。この程度の出費は痛くも痒くもない。むしろ黒の騎士団の運営費を捻出していた頃に比べると余裕があるくらいだ」
【そうなの?】
「ああ。キョウトの支援が得られる前と、キョウト六家が無くなった後は俺の資金で運営していたからな」
【ふえ〜〜〜〜〜、それってもしかしてリヴァルと出かけてた賭けで稼いだお金とか?】
「それもある。それ以外に俺はコンピューターに強いからな。いろいろとプログラム関連で特許を持っていた。その金もある」
【ああ、なるほど・・・・・・って、そんなにお恵みを貰ってたにも関わらず、あの扇グループの人たちって裏切ったんだね」
「・・・・・・まあ、そうだな。だがシュナイゼルの計略が入るとあの程度の頭の連中では騙されて当然だ」


 只今、車の運転中。
 主にルルーシュが。もちろんちゃんとこちらの世界に来て取得した奴だ。
 移動手段のメインが車だということもあったが、何となくドライブとかしたかったというのもあったのだ。
 ルルーシュは車の運転は上手い。
 ナイトメアの操縦もそうだったが、実は彼は弱くはなかった。一流のパイロットには簡単に敗れたが、しかしそれ以下には圧勝していた。
 そして機体の操縦方法によっては、ルルーシュは最強だった。
 そう。キーボードタイプの操作にかけては、ルルーシュに勝る者など世界には誰一人いない。
 それは即ち、手先が器用―――いや、類を見ない才能を持つということだ。
 おかげで運動神経がゼロのルルーシュでも簡単に試験を突破して取得した。
 そんな現在、クラウンという普通車に搭乗して運転しながら、シャーリーと話しをしていた。
 シャーリーの手にはマクド○ルドのチーズバーガーセットがある。
 ・・・・・・車内がとってもマック臭かった。


【そうかもしれないけどさ、それでも普通、敵の言葉を鵜呑みにする? 正直いって小学生でもそんなことしないよ】
「まあ・・・・・・当事者だとそれに気付かないんものなんだろう。そういう事にしないとアイツらの頭は小学性以下になってしまうぞ」
【それでいいよ、別に! ルルのこと殺そうとしてさ! 私にしたら敵だもん!】
「ハハ・・・・・・まあ、気にするなシャーリー。俺はあいつらの裏切りなど気にもしてない。裏切られたとすら思ってないんだから」


 それはつまり、最初からルルーシュの心に彼等などいなかったということ。
 即ち、執着する価値すら彼等には無かったということ。


【ぶぅ〜〜〜〜〜〜〜!! ま、済んだことだし、いっか】
「そういうことだ。それよりシャーリー。家具とかも買いにいかないとな」
【うん! 私ね、大き目のベッドがいいなぁ。真っ白でふかふかなやつ!】
「それはいいな。どうせならキングサイズのものを買おう。シャーリーの部屋用と俺の部屋用のものの2つ」
【・・・・・・C.C.さんと一緒に寝るために大きいの買うの?】
「はあ!? っと、うぉっ!」


 シャーリーの突然の言葉にハンドルを切り損ねて危うく壁に激突しそうになるクラウン。
 ルルーシュは冷や汗をかきながら、シャーリーの言葉を否定した。


「何を言ってるんだシャーリー。C.C.はこの世界にはいないんだぞ」
【でもでも、ひょっとしたらこっちに来るかもしれないし。黒の騎士団内でも同じベッドで寝てたじゃん! 私知ってるんだよ!】
「盗み見してたのか・・・・・・」
【うん。ユーフェミア様も羨ましがってたよ? 同時に驚いてたみたいだけど】
「ユフィ・・・・・・あれはあの魔女が勝手に占領してきたんだ。途中からは拒否するのも面倒になって放置してた。ただそれだけだ」
【そうなんだ】
「ああ。それにアイツがコッチに来るなんてことがあるはず・・・・・・ない・・・・・・だろ? たぶん。恐らく。方法も分からないからな」
【そうなんだけどさ・・・・・・でもなんか来そうじゃない? 私はC.C.だからな、って言って」
「・・・・・・・・・・・・」


 非 常 に 有 り 得 る。
 というか、シャーリーのC.C.のモノマネは微妙に上手かった。
 しかし今更だが俺にプライバシーは無いのか? 思わずそう問いたくなったルルーシュ。


(そういえば24時間の監視もあったな・・・・・・初めからあってないようなものか)


 と、あっさりと納得してしまったルルーシュであった。
 シャーリーがC.C.との最後の1ヶ月の間の『色々』なことについて突っ込んでこないので、あえて放置した。
 というか、知ってたりしたらイヤだ。
 思わずゲッソリしたルルーシュであった。


 しかしルルーシュは知らない。
 正にそのことを、その本人が、愛しのナナリーに喋って教えているということを。


 もちろんソレをシャーリーは知っている。
 ユーフェミアは「ル、ルルーシュ―――っ! そんなにっ!」と顔を真っ赤にして言っていた。
 マリアンヌは「流石は私の息子ね! もっと器用にやりなさい!」とラウンズが引き攣る言葉を言っていた。
 皇帝についてはここには記したくない。というより誰にでも想像がつく。


【あ、そういえばさ。モニカさんって知ってる?】
「モニカ・・・・・・元ナイト・オブ・トゥエルブのモニカ・クルシェフスキー卿のことか?」
【うん。そのモニカさんね。最初はルルのこと怒ってたけど、それからしばらくして、ルルのことすごく心配してたよ?】
「・・・・・・そうなのか?」
【うん。何ていうか、熱狂的なファンって感じ。少し怖かったな】
「俺やスザクに殺されたから恨んでるはずだが」
【なんか、殿下への愛に目覚めました、とか言ってたよ? 他のラウンズの人たちもすごく引いてた】
「そうか・・・・・・モニカは忠誠心溢れた貴族だった。幼少の時に何回か子供のモニカと会った事があったしな」
【へえ〜〜〜。ねえ、嬉しい?】
「そうだな。光栄だ。モニカはの在り様は美しさがあった。彼女には幸せになってもらいたかったが・・・・・・いや、今更か」
【・・・・・・まったく。ルルは本当に優しいんだから。今頃モニカさん狂喜乱舞してるんじゃないかなぁ】


 シャーリーの言葉は見事に当たっていた。
 【殿下! このモニカ、嬉しゅうございます!】と言ってザバーっと滝の涙を流していた。
 ちょっとオレンジに似た反応だった。
 そしてマリアンヌが少し不貞腐れていた。


 そんな、日常のひとコマ。




 ちなみに、ルルーシュの郊外の新居は神奈川の海岸沿い、見晴らしの良い『ポ○ョ』のような一軒家を買い取ったのだった。
 そして都心に引越しが決まり、荷物を運び終わった当日。
 ルルーシュと瑞穂は地獄を見ることになった。


「ルルーシュ! 大変だよ!」
「どうしたんだ、瑞穂。そんなに慌てて」
「そんな呑気にしてる場合じゃないって! 早くここから逃げないと!」


 引越しが終わって、翌日に購入した家具が運び込まれることから、一旦鏑木邸に戻ったルルーシュたちを待っていたのは、半泣きの瑞穂だった。
 玄関を開けた早々にダッシュでルルーシュの手を掴み、逃げようと、急かしてくる。
 背後からはお腹を抱えてクスクスと笑いながらやってくる紫苑と貴子の姿が。


「何があったんだ、紫苑」
「ルルーシュ! 早く逃げないと!」
「ちょっと待て! 状況を説明しろ!」
「ルルーシュ君。実はですね、先ほどある方から電話があって」
「ある方?」
「ええ。その方は実は瑞穂さんの幼馴染みの方なんですが」
「早く逃げないと! 僕もルルーシュもおもちゃにされちゃ――――」


 瑞穂の幼馴染というキーワードに、記憶を掘り起こして一瞬青褪めるルルーシュ。
 シャーリーは「あれ? 確か瑞穂君の幼馴染ってたしか・・・」と言っている。
 そう。
 思い出した。
 その人物はあのミレイ・アッシュフォード全く似た嗜好の人物で―――っ!!


「瑞穂ちゃ〜〜〜〜ん。逃げちゃだめよ〜〜〜〜? それに君がルルーシュね。
 フッフッフ・・・・・・これは良い女装ができそうじゃないの!」
「「 !? 」」


 いろいろな意味で最凶の女性、ハリウッドでデザイナーとして活躍している女性『御門まりや』が帰省したのだった。



 次回へつづく。





2008/01/20