第一話 2度目の人生







 何もない、真っ白なところだった。
 上下左右自分がどこにいるのか、全然解らない。
 平衡感覚が狂いそうになるのに、少年はそこをどこともなしに歩いていた。


「ここは・・・・・・」


 自分は死んだハズだ。
 世界を壊し、世界を作り変えようとし、世界の憎悪・争い、そういった負の要素の全てを自分に向けて、死んだハズだ。
 最後は、世界中の人間が自分の死を喜んだハズだ。
 全ては計算通り。
 それが、自分への罰。


「という事は、ここはCの世界か?」


 人々の願い・意識の集合の場所。
 意識があるのは不可思議だが、ここが死後の世界とすると、些か綺麗かもしれない。
 何もないけど、真っ暗な暗闇よりは幾らかマシだ。
 少年は当てもなく歩き始めた。
 どこまで行っても真っ白な世界。
 なるほど、確かにこれは地獄かもしれない。
 少年は自嘲気味に笑い、また歩き出す。
 すると、いきなり目の前に植物の大地が発生し、自分との間には川が流れる。
 大地は花や木々で埋め尽くされ、アリエスの離宮のような世界が、目の前に広がった。
 そこに、かつて自分が愛し、求め、殺した人たちがいた。
 信じられない人たちを目の前にし、少年は一瞬だけ硬直し、そしてすぐにフッと笑って皆を見た。


「シャーリー、ユフィ」


 少女たちは穏やかな顔で微笑んでいた。
 悲しそうな瞳は、何が言いたいのか、それは解らない。


「ロロ、仙波、卜部」


 自分が利用し、駒として死んでいった者たちもまた、穏やかに笑っていた。
 その瞳は、よくがんばったと言っているように少年は感じた。


「・・・・・・母上・・・・・・父上」


 かつて自分が求め、憎悪し、敵となり、両親の本音を知り、そして両親すら否定した少年。
 その少年に対してでも、父や母は愛情の目を向けていた。
 少年に対して、親の目を向けていた。


「・・・・・・みんな・・・・・・俺は、世界を壊し、新たな世界を創造するために」


 自分なりにがんばっただろう? と少年は首をかしげて崩れた表情で笑う。
 だが皆は何も反応を返してくれない。


「俺も・・・・・・今すぐそっちへ行くよ」


 ルルーシュは一歩前に足を踏み出した。
 すると、それまで微笑んでいるだけだった少女・シャーリーとユフィは首を横に振った。
 体が何かの力に押さえつけられたように動かなくなった。


「体が・・・・・・っ! いや・・・・・・俺のような奴がみんなの所にいけるハズがない、そういうことか」


 ルルーシュは突然体が動かなかった事に驚き、そして納得したように呟いたのだった。
 ルルーシュは自分がシャーリーたちと同じ、天国と呼ばれるところに行けるとは思えなかった。
 事実、今、彼女たち全員から否定された。
 しかし、そんなルルーシュの考えを見越したシャーリー、ユーフェミアたちは笑って下を指差した。
 穏やかな微笑みが、ルルーシュに混乱を齎す。


「・・・・・・・・・・・・」


 義妹は、義弟は、母は、父は、かつての仲間は、口を動かし、何かを言っている。
 そして、ルルーシュの足元が突然穴が空き、ルルーシュは落下していった。


「な、なんだコレは!?」


 雲の空洞を落下していくルルーシュ。
 拳をギュッと握り締め、ガッツポーズを取る姿の皆が遠くなる。
 がんばれ、と皆が言っていた。
 そして、ユーフェミアがニッコリと笑って、シャーリーの背後に回り、ドンっと突き落とした。


「―――っ! ―――――――っ!」


 バタバタと手を振り回しながら、大慌てで落下してくるシャーリー。
 その姿は本当に懐かしくて、2度と見ることは敵わなかったであろう彼女の姿だった。
 だから、ルルーシュは落下しているにも関わらず、自分へと向かって落下してくるシャーリーを落ち着いて見ていられたのだろう。

 全てを失って、再び彼女に会えたのだから、こんな幸せはないだろう。


 俺は――――


 きっと――――。




 





 とても天気が悪い日だった。
 今にも雨が降りそうな程、天を雨雲が覆っていて、少し気分が憂鬱になる。
 とある街にある巨大な土地の中の一角の屋敷。その庭を歩いている見目麗しい女性は、憂鬱な気分だと滅入りそうなので庭を散歩していた。
 彼女は4年前に聖央女学院を卒業し、翔陽大学に進学した大学4年生。既に実家の「仕事」を手伝い始めていて、その血脈の才覚を十分に発揮していた。
 そんな彼女は外で散歩しながら、ゆっくりと景色を楽しんでいた。、


「みんな、どうしてるかな」


 ポツリとつぶやく彼女。その声色は昔のクラスメイトたちを思い、懐かしんでいるようだ。
 そんな彼女がふと、何か違和感を感じて辺りを見回した。
 首の裏がチリチリするというか、武道を嗜んできた身としても、何かを訴えている。


「あ、あれは!?」


 彼女が見つけた“ソレ”は、空に浮かぶ、妙なマークと変な穴。
 鳥のように見える不思議な絵、記号というべき形のものは真っ赤な色で輝き、それを取り囲むように蒼い回路のような模様の穴。
 彼女は慎重に様子を見ながらそれに近づいていく。
 何かわからないし、この人知を超えた現象。
 屋敷の中にいる使用人たちや、母代わりの人、そして共に住んでいる女性の安穏の場所を守る為に、何かを知らなくちゃいけない。
 私設部隊に任せるべきだが、とりあえずは自分が一番近いから様子を見てみた。
 しかし、事態はさらに急変する。
 なんと、その穴から人が落ちてきたのだ。


「あ、危ない!!」


 自分と年齢は変わらないように見える容姿の青年。真っ白な服を着て、どこかヨーロッパ貴族のような衣装を纏った青年が、頭から地面に落ちそうになっていた。
 彼女は慌てて駆け寄り、青年をギリギリのところで受け止める。


「この人は、いったい・・・・・・?」


 彼女は青年の顔を見て、首を傾げた。
 腹部にはおびただしい量の血が付着していて、一見すると危険な状態に見える。しかし傷口はないようだ。
 すると、事態の異常を自宅警備システムで察知した警備兵と、この屋敷を取り仕切っているメイド長の楓が駆け寄ってきた。


  「瑞穂様! お怪我はありませんか!?」
「楓さん! ええ、怪我はありませんが・・・・・・とりあえず、この青年を運んで上げて下さい。意識がないようです」
「まあ・・・・・・っ! その子、胸元から腹部にかけて血が!」
「うん。でも傷は・・・・・・うん、やっぱりないみたい。一応、急いで手当てをしてあげて下さい」
「はい。かしこまりました」


 青年を運んでいく警備兵と辺りを警戒する警備兵に分かれ、屋敷は緊張感溢れた雰囲気に包まれた。
 空にあった変な模様と穴は、もう無かった。











「・・・・・・・・・・・・ここ・・・・・・は・・・・・・・・・」


 青年・ルルーシュはゆっくりと目を覚ました。
 意識が、ある。
 何故か、布団の感触までする。
 息を吸ってみて、ハッキリと呼吸ができる。甘い空気は今自分がここにいる部屋らしき場所の匂いか。
 ―――待て。
 なぜ意識がある?


「・・・・・・なんで、俺は生きて・・・・・・」


 ルルーシュはゆっくりと体を起こして、そっと腹部を擦ってみる。
 刺された場所が、傷が治っている。


「夢では・・・・・・ない」


 何となく、覚えている。
 三途の川とでもいうべき魂の集合場所、Cの世界にて皆と会ったのを。
 そして、穴に落下したのを。


「・・・・・・俺を助けた人物は、俺を知らないはずはないんだがな」


 どうやら自分は死ぬことすら許されないようだ。
 ルルーシュは自分を嘲笑い、意識を失う直前のナナリーの叫び声が耳に蘇った。
 どうやら最愛の妹は、自分の目的を知ってしまったらしい。


(しかし、ここはどこだ? 世界中どこを探しても、この俺を知らない者などいないはず。ましてや治療を施したというのか? この悪逆皇帝を)


 そんな都合がいいことはあるはずがない。世界は自分を憎んでいる。皇帝ルルーシュは悪魔・魔王だ。
 それを例え辛うじて息があったとはいえ、助けたりするだろうか?
 否。
 あの状況。
 むしろ自分が死ねば、大喜びする人がほぼ全てだったハズだ。
 ごく僅かな人を引き当てたなんていう都合の良い展開があるハズがない。ギアスもかけてないのだから、奇跡なんてあるはずはなかった。
 すると、誰かが扉を控えめにノックしてきた。
 ルルーシュは体を硬くし、自分の対応手段20通りをあっという間に考え付く。


「失礼しま〜〜す・・・・・・って、あ、起きたんだ」
「(お、女!? しかも日本人だと!? いや、女だからこそ俺を助ける可能性がある。ここは様子を見て判断するべきか)」
「体は大丈夫? 腹部に血がついてたけど、特に外傷はなかったし、お医者様も問題ないって仰られたんだけど」


 入ってきた女性は自分よりやや背が高い、髪がナナリー以上にロングヘアーの美しい日本人女性だった。
 皇神楽耶以上か。そしてその髪は亜麻色の髪で、ハッキリ言って最愛のナナリーに匹敵するほど美しいではないか。ルルーシュは我を忘れてそんな事を考えていた。
 傍の椅子に座った女性は心配そうに自分を覗き込んでいて、その後ろにはメイド姿の、これまた母上を彷彿させるほど母性に溢れた女性が佇んでいた。
 どうやら日本でも上流の家に匿われたらしい。しかしまだ植民地のエリア11にこんな家があっただろうか?
 それともカレンのようにハーフか? ルルーシュは疑問がどんどん出てくるばかりだったが、とりあえず目の前の女性に反応した。


「えっと、貴方が俺を助けてくれたのですか?」
「助けたっていうか・・・・・・まあ、そうなるのかな」
「そうですか。ありがとうございます。ところで、ここは日本なのですか?」
「ええ。ここは日本ですが」
「・・・・・・・・・・・・では、俺の顔に見覚えがあるのではないですか? それなのに何故治療を?」


 ルルーシュは単刀直入に切り出す。
 話を引き伸ばしたり、誤魔化したりするのは状況を悪化させるだけ。ならばさっさと切り出して反応を見て、そして突き出してもらえばいい。
 元より死を覚悟した身。もう一度殺されるくらい訳はない。
 しかし、女性は不思議そうに首を傾げた。

「? いえ、貴方とは初対面のハズですが」
「なっ!?」
「?」
「(おかしい。しかし嘘を言っている感じはしない。ギアスにもかかっていないようだ。となると・・・・・・)」
「とりあえず、自己紹介ですね。私の名前は宮小路瑞穂です」


 女性から名乗られて、ハッとなるルルーシュ。
 どういう訳か自分を知らないようだ。とりあえず、まだ様子を見る。


「アラン・スペイサーです」
「・・・・・・そうですか。それで貴方を発見した状況なんですが」


 そして宮小路瑞穂と呼ばれる女性から説明を受けたルルーシュは、その話を聞き徐々に目を大きく見開いていく。
 まず自分が宙の穴から落ちてきたということ。その穴に鳥の形をした模様が浮き出ていたということ。
 そしてしばらくしたら穴が塞がったということだった。
 その説明受けて、ルルーシュはおよそ事態を把握する。
 何よりも、ブリタニアという単語を知らないのが決定的だった。


「信じられない事ですが・・・・・・空中に浮かんだ穴から落ちてきたという事を考えると、貴方はもしかして・・・・・・」
「ええ・・・・・・間違いなく、ここは俺がいた世界ではありません」
「信じられないですが、確かに警備カメラが撮影していた映像記録も残っていますし、瑞穂様が嘘を仰るはずないですから私は信じます」
「ありがとう、楓さん。では、アランさん。とりあえずお休みになってください。違う世界という事で混乱もあるでしょうし、1人で考えたいでしょうから」
「・・・・・・こんな俺を匿うのか?」


 ルルーシュはそれまでの口調を一変させ、厳しい口調で問いだした。
 あまりにも、この屋敷の、目の前の女性たちは優しすぎた。自分という異物に優しかったのだ。
 ルルーシュはこれまでの経緯と世界を見つめてきたその経験から、彼女たちの対応が信じられなかった。
 世界は、そんなに優しくない。
 しかし瑞穂と呼ばれる女性はキョトンとした表情を浮かべていた。


「戸籍もない、危険かもしれない人物を匿うのか? 俺がテロリストだったらどうするつもりだ。無用心にもほどがあるぞ」


 ルルーシュの言葉に僅かながら身を硬くしたのは楓だった。
 しかし、瑞穂は柔らかく笑い、こう言ったのだった。


「そう、ですね。貴方の言うとおりだと思います。けれど、私見ですけど、貴方は今、精神的に疲労困憊のようですから」
「・・・・・・だから大丈夫だと? 楽観的過ぎるな」
「人を見る目はあるつもりです。偽名を使ったのは引っかかりますが、少なくても、恩を仇で返す人では無さそうですから」
「・・・・・・・・・・・・(この女、油断できないな。観察力だけならコーネリアと同等、それい以上か)」
「では、何かあれば枕元のボタンを押してください。すぐに使用人が来る手筈になってますから」
「・・・・・・・・・・・・ありがとう」


 ルルーシュの言葉に、どういたしまして、と笑顔で返した瑞穂は、楓と一緒に退出した。
 最後の美しい笑顔にテレたルルーシュは、ゴホンと咳をして、とりあえず寝たのだった。


 







「まあ、そんな不思議なことがあったんですか」

「ビックリですわね」

 夜、屋敷の瑞穂の下にとある女性が戻ってきた。元々一緒に住んでいた女性で、黒髪が瑞穂と匹敵するくら長い戦国時代のお姫様のような女性。
 そしてもう1人。
 茶髪のウェーブがかかった、前の女性に比べると、少しきつい印象があるこれまた美しい女性だった。
 黒髪の女性を紫苑、後者を貴子という。
 それぞれまったく赤の他人で、だが仕事上、そして高校時代からプライベートで親しい彼女たちは共に同じ屋敷に住んでいた。
 瑞穂は今日あった出来事を話し、そして彼女たちに同居人が増えた事を報告した。
 最初は目を丸くした彼女たちであったが、すぐに彼が住むことに同意し、とりあえず様子を見ることに納得してもらえた。


「ですがその方、本当にお名前を偽ってるんですか?」
「ええ・・・・・・おそらく。根拠はないですが、自分の身分を知らないのかと警戒しながら聞いてきた事からも偽名の可能性は極めて高いかと。とても頭が回る人のようですから」
「そうですか」
「ですが、瑞穂さん。そこまで信用した根拠は?」
「ええ・・・・・・なんて言えばいいのか・・・・・・母様が亡くなった頃の自分に似ていたというか、あんなに絶望した、疲れ切った目を見たのは久しぶりです。それがなんだか、放っておけなくて」
「「瑞穂さん・・・・・・」」


 瑞穂の自室で、彼女たちはダージリンのファーストフラッシュを飲みながら、席に深く腰掛けた。


「楓さんにお願いしたのですが、彼の顔写真と声紋、名前や指紋を採取して、ウチのデータベースで世界中の人を照合した結果、同一人物は存在しませんでした」 「瑞穂さんの家の力で、ヒットが一件もないということは・・・・・・」
「少なくても、現在、彼の戸籍は存在しないということですね?」
「はい・・・・・・紫苑、貴子さん、いいかな?」


 瑞穂は不安そうに彼女達に伺うと、彼女達はクスッと笑い、優しく頷いた。
 紫苑と貴子は、何を今更、という顔だった。


「ありがとうございます、紫苑。貴子さん」


 ホッとした瑞穂は、これから楽しくなりそうだね、と言ったが、紫苑と貴子はお互いを見合ってププっと笑う。


「?」
「いえ、そのルルーシュさん。瑞穂さんのこと絶対に誤解してるでしょうねって、紫苑さんと意見が一致したんですよ」
「え゛―――っ!?」
「ふふふ・・・・・・初対面だと絶対に間違えますからね、瑞穂さんのこと」
「ううう・・・・・・21歳にもなって・・・・・・未だに」


 ドーンと落ち込む瑞穂。
 辺りが暗くなって、瑞穂のところだけライトアップされる。実にその背中は悲哀漂っていて、余りにも気の毒な感じがした。
 彼女が何について落ち込んでいるのか、それは彼女が幼い頃からもっていたコンプレックスで―――。










「・・・・・・・・・しかし、この家は大きすぎじゃないか?」


 目を覚ましたルルーシュは、2回の窓から見える光景を一望して、思わずそう突っ込んだ。
 瑞穂という女性の屋敷は、軽くアッシュフォード学園の領地を越えている。
 しかもその割には建物がどこか古臭く、家も質素な作りだ。
 アッシュフォード学園は、エリア11にあるのに物凄く大きい。しかしそれは当たり前だ。貴族だったアッシュフォード家が没落前に立てた学園であり、立地場所・条件・時期から土地代も安くすんだからだ。
 しかしこの家は違う。
 世界が違うから土地代だって馬鹿にならないだろう。その事からかなりの家柄だということが分かる。
 ある程度力があることから、自分の事も既に調べられているだろう。楓とよばれた人物は有能そうだ。そしてそれは沙代子と同じニオイがしたから間違いないはずだ。
 だが妙に質素なのが気になった。


「そういえば、俺はギアスの力は・・・・・・」


 ルルーシュは左目からコンタクトを外そうとし、そして元から付けてなかった事にようやく気がついた。
 そして両目を窓ガラスに向けて「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる」と言ってギアス発動の手順を踏んだ。
 皇帝の時のルルーシュはギアスがONの状態になっていて、しかもそれがパワーアップして両目にまで侵食していた。
 だが。


「片目だけだと・・・・・・? しかもON・OFFの切り替えができる―――っ、いや、できるに越したことはない。しかしC.Cがいない状況、むやみに使わない方が良い。それにこの世界には俺の大切なものがない。ならば守る必要もない。ゼロの必要はないんだ」


 ルルーシュはクククっと笑い、自分の今の状況に改めて嘲笑した。
 その瞬間、横から信じられない声が聞こえてきた。
 きっとそれが、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの新たな人生、そして新たな戦いの始まりだったのかもしれない。


「ルル、その笑い方は極悪だよ〜〜〜」


「へ・・・・・・・・・・・・?」


「・・・・・・・・・・・・」
「ねぇねぇ、ルル! 私宙に浮いてるよ! っていうか、ココどこ?」






「ほわぁあああああああああ!?」






 ルルーシュと笑い、ルルーシュと共に過ごし、ルルーシュを恨み、ルルーシュを忘れ、ルルーシュを愛した少女。
 そして、笑って死んでいった少女。
 彼女が。
 目の前に幽霊として浮いていたのだった。





2008/10/08

乙女はお姉さま(ボク)に恋してるの原作を知らない方。検索かけてみて下さい。とにかく面白いですから

なぜコレとコードギアスとネギまをクロスにしたのか。

それは共通点があるのですが・・・・・・分かる人には分かるものです。

次で発覚するので、お楽しみに♪
あ、ちなみに、これは息抜きで会社で書いたものなので、更新はどうなるかわかりませんwww